ギター製作第2弾 ジャズマスターを作る 塗装編

作業開始

前回までで形は出来なので、塗装をしていきたいと思います。今回はボディは青のステインで染め木目を残しトップは水性ウレタンクリア。ネックはXotic Oil Gelで仕上げたいと思います。ではでは早速、ボディを染めていきましょう。

ボディ塗装

まずはキャビティ内のマスキング。
マスキング出来たら早速、ステインで染め上げます。ステインは手につくとなかなか落ちないので必ずラテックスやニトリル手袋を使いましょう。今回使用するステインは「和信 ポアーステイン ディープブルー」となります。手袋がはめたら、ステインを容器に出し染めていきます。今回のステインは水性ステインですので、お好みの濃さになるように水で薄めます。
ステインは塗りこむようにぐるぐるとこすっていきます。全体に塗り終わったら乾いたウェスで余分なステインをふき取りつつさらに塗り込んでいきます。

塗り終わり!!!
ステインが塗り終わったのでプライマーを吹いてトップコートの塗装をしていきます。
シーラー吹き付けたあとはサンディングシーラー塗って研磨し、最後にクリアと言う手順で塗装は行います。そして悲しいことにそれらの工程の写真が軒並みボケてしまい使いものにならず・・・。唯一使えそうなレベルのが上の写真でした・・・。しかし、塗装はとても難しい。なかなか綺麗に塗れない。今回はサンディングシーラーとトップクリアを敢えて筆塗にしてみました。スプレーガン+コンプレッサーは綺麗にする環境を整えるのが非常に難しいので筆塗で綺麗にできればギターのリフィニッシュなどDIYでチャレンジする人が増えないかなーと言う野望のもと行ってみました。結論を言えば、「案外できる」と言うものになります。ただバフ掛けの手間はとてもかかります。

乾燥を待ってバフ掛けしていきます。乾燥時間は2週間ほどです。手順は耐水ペーパーでの水研ぎ、番手を上げながら徐々に傷を細かくしていきます。その後はコンパウンドで磨くのですが、コンパウンドも粒度がありますので3種類ほどを使い最終的に鏡面仕上げまで持っていきます。筆塗でしたので、水研ぎは敢えて240番手と粗めの番手からスタートしてみました。それでも中々大変・・・。最終的には2000番まで上げて大きな傷がない状態まで研ぎこんでいきます。その後は4000番手くらいコンパウンドで磨き、最終的には10000番手ほどのコンパウンドでフィニッシュしました。コンパウンドは車用のものを使っています。入手性が良いことと細かいものも揃っていたので車用のコンパウンドを使っています。バフ掛けは基本は手作業で行いました。無茶苦茶疲れた・・・。ランダムサンダーにバフ掛け用の起毛素材の布を付けても良いかもですね!
※作業途中の写真が撮り忘れで存在していないためバフ掛けが文章だけでごめんなさい。キャビティの導電塗料塗布の写真で仕上げりは見えますので、そちらをご参考に。

一旦ボディ外面の塗装のお話は止めて、キャビティへの導電塗料の塗布に行きたいと思います。

キャビティ内には導電塗料を塗りノイズ対策をします。使ったのは SONIC / SP-01 Water-Based Shielding Paint となります。
以上でボディ塗装は完了。次はネックの塗装に移ります。

サウンドハウスさんで購入

ネック塗装

冒頭でも書きましたが、ネック塗装にはXotic Oil Gelなるものを使います。これは非常に良く出来ており塗り味はオイルでも表面にうっすら塗膜が出来ます。良いとこ取り過ぎですが、良いんです!!!!
本当に簡単に塗れて、仕上がりは上々すぎて文句なし!無色塗装のネックにするなら、これ1択!!!ってなるくらい良いです。
マスキングして塗っていきましょう!
上の写真、簡単にウェスで2回くらい塗りこんで乾燥した後なんですが、それだけで十分な仕上がり具合。最終的には1500番手のペーパーで軽くこすり手触りを良くして完了です。

これで塗装は完了!! ピックガード作って配線してあげればついに音出しだ!!!

サウンドハウスさんで購入
次回はピックガード作りに配線となります。

本日は以上!!!!

mk2

30半ばで脱サラして、色々、やりたいことをやってみることにしました。

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