エレキギター自作に初挑戦 ネック(荒加工)とジョイント部加工編

作業開始

ボディもざっくり外形は出来たので、ネックの加工に向かいたいと思います。ネック材はAimokuさんにてヘッドに14度の角度がついたものを購入。これに、トラスロッド用の溝を掘り、耳を付けたら、バンドソーでカット、ベルトディスクサンダーで研磨、南京鉋でネックシェイプの荒加工という流れで作業を進めます。


トラスロッド溝堀

まず、ネック形状の加工前にトラスロッド用の溝を掘ります。最初の段階で溝堀することで、トリマーに付属してくる直線冶具が使えるからです。形を加工してしまうと中心線に対して、ネックの端が平行ではなくなる(1Fと20F付近ではネックの幅が違い台形をしている)ので、付属の直線冶具では加工ができなくなります。

Aimokuさんから購入した直後のネック材。

角材はヘッド用の耳材。これを半分にカットして、ヘッドの側面にタイトボンドで接着します。

耳材接着バンドソーでのカットと研磨

図面を元にケガキを行い、線に合わせてバンドソーでカットします。剛性の増したバンドソーなら5cm厚のアフリカンマホガニーでもすんなりとカット。高々2万円でも十分に役目を果たしてくれます。

最初のカットは、必要な厚みへのカット。これは耳材を付けるために最初に行いました。ネック幅でのカット前に耳材を張り付けておかないとヘッドの形状に霧だしが出来ませんので、忘れずに厚み調整のカット⇒耳材接着⇒ネック幅、ヘッド形状のカットの順で行う必要があると思います。で、カット後はベルトディスクサンダーで余分な部分を削っていきます。研磨時はディスク部分にはテーブルがありますので90度にスコヤで設定しておけばそこそこ綺麗な直線が出せます。まぁ、この時はベルト部分でやってしまって一部だけ削りすぎました・・・。そん時は、タイトボンドにマホガニーの粉を混ぜてペタペタと。

この後、余分な部分を紙やすりでゴシゴシやって、削れ過ぎた部分を埋めておきます。

ネックシェイプ加工

カットと研磨で、あらかた形が出来てきたらネック裏のシェイプを加工します。まず、当て木をしつつ、クランプでテーブルにネックを固定させたら、後は鉋で削っていきます。この際には南京鉋を使いました。

その他にも、スポークシェーブや曲面用スクレーパーでも加工できると思います。これらの商品は、オフの店が品ぞろえ豊富で重宝しています。自分も最終的には曲面用のスクレーパーで仕上げ予定で、何点か購入しました。他にもトリマー、ルーターのビットも豊富なので是非、ご覧ください。

ネックシェイプの荒加工後


マスキング部分は、指板貼り合わせ時に面が欲しいので、この段階では削っていません。


ジョイント部加工

この勢いに任せて、ネックのジョイント部の加工も行います。ネック側はポケットに収まるようにカットと研磨。ボディ側は図面に合わせたテンプレートを作成し、フォスナービットで必要深さの穴をあけます。ネック側はこんな感じにバンドソーで寸法に沿って切断。
図面はこんな感じ

カットと研磨後のネック・・・。端にチラッとみえてますね・・・。

ボディ側は・・・、なんか前回の記事でも書いているけど写真がない・・・。と言うことで、ザグリ完了しネックと合わせた写真をどうぞ。

うん、隙間だらけやん・・・。まぁ、タイトボンドで埋めてしまえば・・・。ちなみにポケット側の向かって右側はトリマーのチャックの締め付け不足でビットが下がってしまったのかベアリングがうまくテンプレートに当たらずに彫り込みすぎました・・・。しっかり締めたはずなんだけどなぁ。でも、自分で使うのだし、指板で隠れるしと言うことで良しとしました。

ここまでくると形としてはギターになってきたなっと、勝手に感慨にふけっています。あとは、細かい作業ばかりなので進展がなかなか感じれなくて憂鬱になりそうですが引き続きギター作成に邁進したいと思います。

本日は以上。

サウンドハウスサウンドハウス



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30半ばで脱サラして、色々、やりたいことをやってみることにしました。

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