エレキギター自作に初挑戦 バインディング編

作業開始

レスポールタイプですので、トップ板を張り合わせただけの状態ではトップ板の切り口が見えてしまうのでバインディングをしていきたいと思います。バインディング材は大和マーク株式会社さんよりセルロイド、7ミリ幅、2ミリ厚の少々大きめのものを購入しました。
手順は、トリマーでバインディングの幅、厚みに合わせてトップ板の端を切削、バインディングをマスキングテープのみで巻き付けて1日放置しクセを付けます。その後、接着剤で貼り付け、はみ出した部分をスクレーパーで削る、と言う手順になります。

トリマーでの切削

アーチトップにしている場合はトリマーを固定させる冶具が必要ですが、今回はフラットトップですので、トリマーを直接トップ板に乗せれますので、冶具は使わずに作業します。また、トップベアリングビットのベアリングを刃径より小さくすることでベアリングの直径と刃径の差の半分の深さで切削が可能になりますので、ベアリングを揃えて作業するのも良いのですが、ちょうど4mm差の発生する組み合わせがなく、トリマーに付属してきた冶具を使って作業します。冶具の名称はわからないのですが、こんなのです。

この冶具で、刃が高さ7mm、2mmだけ切り込むように設定して、高周波な音をさせながらトリマーで作業します。

バインディングの巻き付け

バインディングは、一度、接着せずに巻き付けてクセを付けておきます。クセを付ける段階、接着の段階ともに大量のマスキングテープを使いますので、マスキングテープは多めに用意しましょう。接着剤はギターワークスさんや大和マークさんで販売しています。今回はギターワークスさんで小分けして販売しているのものを購入して使いました。

クセを付け終わったら、接着剤が余分な部分につかないようにトップ板の端、ボディ側面にマスキングをして、筆で接着材を塗り、バインディングを巻き付けていきます。接着剤の乾燥は、結構早いので5cmくらいずつ貼っていくのが良いかと思います。接着剤の硬化まで、マスキングテープをテンションをかけながら貼り付けてバインディングを固定していきます。Rが厳しい部分は、マスキングテープのテンションだけでは浮いてしまいますので、クランプで固定しましょう。クランプ大事。

スクレーパーでの調整

バインディングを巻き終え、1日ほど放置し接着出来たら、はみ出た部分をスクレーパーで削ります。トップ面、側面ともにつらが合うまで削っていきます。この時に利用したスクレーパーはOLFAの刃付きのスクレーパーを使いました。本体に取り付けずに替え刃の状態のまま利用しています。

削っていると、こんな失敗部分も・・・。トリマーでの削りに失敗した模様・・・。まぁ、シーラーと塗装でごまかそう。

ボディのバック材の木地染色仕上げが出来るようになるのはいつになることやら・・・。

また、カッタウェイの先端の鋭角部分は、斜めカットをして、瞬間接着剤にて貼り合わせています。

と、そんなこんなでバインディングは完成。

本日は以上。

サウンドハウスサウンドハウス



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30半ばで脱サラして、色々、やりたいことをやってみることにしました。

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