エレキギター自作に初挑戦(設計編)

エレキギター自作ということで、せっかくなので設計からやってみたいと思います。
まず、利用するCADはJW-CADになります。JW-CADはフリーで利用可能な2次元CADで
ギター設計に必要な要素を網羅していますので、設計図から!!といった場合にはおすすめのCADです。

では、いざ設計開始!!

ネックの設計

まず、最初はネック部分の設計を行います。
今回はスケールを648mmとしましたので寸法に長さ648㎜、幅60㎜を入力しの四角形を書き込み。

フレット割の計算と書き込み

次にフレットを書き込みますが、スケール648mmで24Fの場合のフレット割の計算が必要。
フレット割の計算を行えるツールを公開して下さっているサイト様のツールを利用して、さっそく計算っと。
ちなみに自分はStewMac Fret position calculator様を利用させてもらいました。
上記のサイトでは、0フレット(ナット)からの各フレットまでの長さを出してくれますので
JW-CADの2線ツールを使って線を引いていきます。

上図のように、2線ツールは、選択した線を中心に、2線間の間隔(左上)で直線を引くことができますので
フレット割の直線を引くために必須のツールになります。
連続して線を引く場合は、左上の2線間の間隔の値を変更すると同じ基準線から線を引けますので
毎回、基準線の指定は必要ありません。

すべてのフレットの書き込みが終わったら、不要な線は削除します。

指板を設計してみる

次に、指板の設計を行っていきたいと思います。
今までの作業では指板が長方形になっていますので、実際のギターのネックのように
角度をつけていきます。
その前に、ナット幅と12Fでの幅を決める必要があります。
今回はナット幅43mm、12Fで52mmとしています。
ちなみ幅はノリと勢いで決めていますので、細かく設計したい方は
参考にしたいモデルの幅をノギスを使って実測してください。

では、ナット幅のラインを書き込んでいきたいと思います。
ナット幅、12F幅も、長方形の中心線を基準線とし2線ツールを使って書き込みます。
その後は、ナットと2線の交点、12Fと2線の交点を結んだ直線を書き込みます。
※すみません、この状態のスクリーンショット取り忘れましたので、この段落では画像が入っていません。

ボディ、ヘッドシェイプの書き込み

では、ギター設計の1番の醍醐味、ボディシェイプを設計していきたいと思います。
基本的には参考になる画像を実寸サイズに拡大しトレースするのが簡単です。
ただ、この場合、著作権・商標権といった問題も含みますので、本ブログでは割愛させいただきます。
一番おいしいとこだろ、おい!! って言葉が聞こえてきますが
あまり大っぴらに書いたりするのが憚られますので、何卒、ご勘弁を。

ただ、ボディシェイプをトレースでなくオリジナルで書く際には
矩形ツールでざっくりと最大幅を決め、凹部分は中心線を基準に2線ツールで補助線を引いてあげれば
曲線ツールのベジェ曲線で、オリジナルのシェイプも描けるような気がしています。
いつかオリジナルシェイプのギター作成の際に、試してみたいと思います。

そのあとは、コントロールノブやスイッチ部分、ピックアップ、ブリッジ、テールピースなどを円形ツールと矩形ツールで寸法を利用するパーツに合わせて追加します。
テール、ブリッジなんて長方形のまま・・・と言った具合に非常にざっくり書いています。
この辺りは、現物合わせで対応予定。

で、完成した図面がこれ

印刷サービスで実寸の紙出力

この図面を実寸で印刷・・・プロッターがない!!
なので、ネットで原稿をアップロードできる印刷サービスを検索っと・・・・
お、プリントポストさんが良さそう
ということで、さっそく注文。
注文自体はファイル数と各ファイルの印刷部数の入力とファイルアップロードで
注文できるので、非常に簡単でした。
ちなみにお値段は代金引換で送料込み2,864円でした。(ザグリ部など記載の2部を予備含め3部、計6枚のA0印刷)

次回は必要な工具、パーツ類の選定を行いたいと思います。

本日は以上!!!!


サウンドハウスサウンドハウス



mk2

30半ばで脱サラして、色々、やりたいことをやってみることにしました。

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