エレキギター自作に初挑戦 完成編

作業開始

記事更新が遅く、やっと完成編までたどり着けました・・・。本日は最後の配線作業と各パーツの取り付けを行っていきます。なんだかんだ、のんびり気長にやっていたことと、お正月休み前に大失敗し材料が正月休み明けまで来ないなどあり、完成までに3か月ほどかかり、そこから記事が完成するまで3か月・・・、いくらなんでものんびりしすぎですね。
前置きはこれくらいにして、作業に入ります。

配線工事

まず、電子パーツを取り付けていきます。ピックアップの配線を下穴に通し、コントロールキャビティまで通していきます。3個のピックアップ通し終えたら、先にエスカッション取り付けてピックアップ固定をしました。

※写真は弦が貼ってありますが、実際にはこの時点で弦は貼っていません。写真撮り忘れのため完成品からピックアップ配置のイメージとして借用してます。
ちなみに、利用したピックアップはYibuyのデュアルレールピックアップ(型番:Yibuy79)になります。

実際の配線状態になります。汚くてごめんなさい。配線を綺麗にするのは難しい・・・。配線内容としては、各ピックアップ⇒ボリューム用ポット⇒スイッチの入力×3にスイッチ出力⇒ジャックと各アース線を繋いでテールピースのポールへの弦アースを配線しています。レスポールの配線からトーンを取っ払って、ピックアップが3つなので、トグルスイッチではなく5Wayスイッチを使ってると言うシンプルな配線だと思います。

パーツ取り付けからの試奏

ここまでこれば、後はパーツを取り付け、弦を張って完成と言うことで、テールピース、ブリッジ、ペグに、トラスロッドカバー、コントロールスイッチカバー、キャビティのカバーと、案外たくさんのパーツを取り付け、完成と行くのか!?それとも音が出ない失敗はあるのか!?
※ボディの正面、背面ショット
※全体イメージ、暗いですね・・・。
早速、試奏。
一発で、アンプからの音出しは成功。配線が簡単だったのが功を奏した形かな。 しかし、ネック太い・・・、弦高が高い・・・。結論、弾きにくい。笑っちゃうくらいに弾きづらいですね。音的にはシングルサイズと言えハムバッカーなので太い音が出てます。3ピックアップにしたためピックアップの選択で色々な音色に変えれるのは非常に楽しいですね。お気に入りはセンター単独。マイルドでありながら程よい抜け感がある音色は弾いてて気持ちいです。作ってみて思うのは、やっぱりピックアップの位置は重要ですね、当たり前と言えば当たり前ですが。
しかし、音はイメージ通りなのは、すごーーく奇跡なんですが、如何せんネックが太い、弦高が高い・・・。プレイアビリティに影響しまくりで弾き難くてたまったもんじゃないです。この点は大失敗ですね・・・。なんとか修正したいと思います。

試奏した結果の修正

試奏の結果、ネックが太く、最低まで落としても弦高が高いと言う、プレイアビリティ面では致命的な問題点が発見され、若干、意気消沈。しかし、ここでめげたら終わってしまいますので、なんとか気持ちを奮い立たせて修正作業を敢行!!
まず、ネックの太さですが、これは塗装を剥がし、再度、削る以外の道はないので、再塗装の覚悟を決めてスクレーパー、サンドペーパーでネックシェイプイプの調整を実施しました。
※ボディが傷つかないように養生
スクレイパーとサンドペーパーでネックシェイプを再度削り出していきます。
削り終わった後は、念入りに握りこんで太さが問題ないか確認します。初めてネック作成した際にはどこまで削り込めるか分からなくて、ちょっと太いかもと思いながらも完了としたツケを払うことに。厚みを測れば、トラスロッド溝との差で、ネック裏の厚みが分かりますので、まだ削れる・削れないは判断できることに2回目で気づきました。まぁ、本当は設計段階でネック自体の厚みを決めて、その厚みまで削ってしまえばいいんですが、そんなにうまくはいかない物なんです・・・。そんな時は、先人の知恵を知らべ足り、実際に作ったギターの実寸を測ったりと試行錯誤していくことで、作る際の注意点を自分なり学べたので、2度手間でしたが良かった思います。
ネックだけの部分塗装を行いネックの修正は完了です。
お次は、弦高の修正になります。まず、今回なぜ弦高が高くなったかの調査から始め、自分なりの解釈ではありますが、『フラットトップにしたので、ネック角度を付けづにネックを取り付けてしまったこと』が原因と考えました。ただ、これは持論ですので間違ってる可能性もありますので、ご了承ください
角度を付けていないことが原因とすると、角度を付ける必要があるのですが、これは今され修正は不可能です。よって、ブリッジが高いため、弦高が高くなっているので、ブリッジをボディに埋め込む形にして、ブリッジの頂点を下げることに。幸いにもブリッジの固定にアンカーを使うタイプでしたので、アンカー用の穴あけをしており、大体のブリッジの向き・サイズが分かります。そこで、直線の出ている棒をホームセンターで購入し、ブリッジサイズに切断し、両面テープでボディに張り付け、ベアリング付きビットを使いトリマーで切削。その後は、気がむき出しにならないようニス系の塗料を塗りました。
※作業中の写真は撮り忘れていますので、いきなり取り付け済みの完成写真になります。
ブリッジの下のボディを切削し、ブリッジを無理やり下げました。

今度こそほんとの完成

ネック、弦高に関する修正が終わり、今度こそ本当にギターを完成させることが出来ました。不精なためギター作成も記事も非常に時間がかかりましたが、第1弾は終わりとなります。完成写真を並べておきます。また、試奏音源もアップしていますので、気になる方は聞いてみてください。ただ、作者のギターの腕は3流以下ですので、聞き苦しいと思いますがご容赦を。

作成を終えて

初めてのエレキギター作成を終えて思うことは、「楽しかった!!」の一言に尽きますね。
全然、木工の知識もない状態で、非常に危険な失敗もしました、材料を無駄にしたことも多々ありました、でも、非常に楽しんで作業をすることが出来ました。自分なりに加工方法を考え、治具を作ることさえ楽しむことが出来ました。めんどくさいなぁと言うこともあり、手を抜いてしまったところも、正直あります、でも、出来上がったギターは世界一本しかないオリジナルであり、自分で作ったと言う付加価値までついています。最高の気分ですね、これで音も自分なりに非常に良いと思っているのでなおさら気分は上々です。
これからギター作ってみようと思っている方、あまり急がずじっくり工具や治具を揃えてやれば良いんですよ、自分はそうしましたが、完成まで持っていけれました。そして、楽しんで自作ギター弾いてます。
結論、自作ギターは良いものです。ぜひ、みなさんんもチャレンジを!! 筆不精で更新頻度低く遅々として進めてきましたが今回で一応、一本目の記事は完了となります。 2本目も作り出していますので、そのうち記事にしたいと思いますので、その時は、よろしくお願します。 以上、自作ギター初挑戦でした!!
サウンドハウスサウンドハウス

mk2

30半ばで脱サラして、色々、やりたいことをやってみることにしました。

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